木造注文住宅の株式会社アキュラホーム(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮沢俊哉)が開発した、世界初カンナ削りの木のストローが、日本で開催される首脳会議として、史上最大規模の「G20大阪サミット」にて採用されました。
これまで国内各地で開催されているすべてのG20閣僚級会合でも採用されており、近年国際的に注目を集めている海洋プラスチックごみ問題解決の一助となるアイテムとして評価いただいています。
プレスセンターなどで木のストローが提供される様子
大阪サミット限定のストロー
海洋プラスチックごみ問題をはじめとする地球規模の環境課題に貢献
国内史上最大規模の首脳会議「G20大阪サミット」にて、会議の主要テーマの一つである “環境(海洋プラスチックごみ)”をはじめとする地球規模の環境問題に貢献するアイテムとして、要人・随行員、プレス向けに世界初カンナ削りの木のストロー1,000本が提供されました。
カンナ削りの木のストローは、廃プラ問題と持続的な森林保全など、環境保全を促進するものです。
カンナ削りの木のストローを広めることで、環境について考えるきっかけになればと考えます。
日本ならではの“カンナ削り”の技術で、世界初・木のストローの開発・量産化に成功
アキュラホームは、カンナ社長として知られる大工出身の宮沢が創業した木造注文住宅メーカーです。
これまでも太陽光発電付き住宅の推奨の他、CSR活動の一環では、間伐材で製作した小学校の学習机の天板を1万枚以上寄贈するなど、地球環境や自然環境の保全に貢献してきました。
また入社式では毎年宮沢自らがカンナ削りを披露し、削り華を活用した木の辞令を新入社員に交付していました。
木のストローは、そのカンナ削りをヒントに、木材を厚さ0.15㎜にスライスしたものをストロー状に巻き上げることで開発・量産化に成功したものです。
カンナ削りの木のストローを通じて、日本の文化や技術力を、世界に伝えます。
カンナ削りの木のストローの効果と特徴
カンナ削りの木のストローを普及させることで、プラスチックの削減、CO2の削減にもなります。
当社試算では、仮に31億本のストローを木のストローに替えることができると、焼却面だけでも6,200t以上のCO2の削減(自動車で地球558周分相当)となります。
また、再生資源でもある木を使用することは、森林保全にもなり、減災の効果も得られます。
このように、海洋問題、森林問題、資源問題の3つを解消できるアイテムとして注目されています。
一方で、木目が斜めにあらわれており高級感がある、口当たりがよく、飲料が美味しく感じるといった意見を多数いただいています。
カンナ削りの木のストローが世界的なムーブメントに
昨年の12月の発表以降、国際会議での採用をはじめ、多くの反響をいただいています。
- 2019年1月16日 ザ・キャピトルホテル 東急にて導入開始
- 2019年3月13日 横浜市、ヨコハマ SDGsデザインセンター主催 シンポジウムにて紹介
- 2019年5月11日、12日 G20新潟農林水産大臣会合で採用
- 2019年5月11日、12日 農林水産省・林野庁等が主催するみどりの感謝祭でワークショップを実施
- 2019年5月21日 原田義昭環境大臣と社長宮沢が木のストローAQURASで意見交換実施
- 2019年6月 8日、 9日 G20茨城つくば貿易・デジタル経済大臣会合で採用
- 2019年6月 8日、 9日 G20福岡財務大臣・中央銀行総裁会議で採用
- 2019年6月14日~16日 地球へ 社会へ 未来へ G20イノベーション展へ出展
- 2019年6月15日、16日 G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合
- 2019年6月22日 ヨコハマSDGsデザインセンターと共に子供向けワークショップを実施
- 2019年6月28日、29日 G20大阪サミットで採用
G20新潟農林水産大臣会合の様子
展示ブースで紹介された他、夜のレセプション内にて木のストローが使用されました。
G20茨城つくば貿易・デジタル経済大臣会合の様子
会合、本会合内で木のストローが展示・使用されました。
G20福岡財務大臣・中央銀行総裁会議の様子事前
昼食会場にて木のストローが、展示・使用されました。
G20持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合の様子
地球へ社会へ未来へG20イノベーション展での出展の他、本会合会場内、展示会場内で焼印入りの木のストローが使用されました。
きふる編集部コメント
減り続ける資源、増え続けるゴミ問題が注目されるのは、今に始まったことではありません。
中でも、プラスチックごみを減らそうという動きが世界各地で行われています。
既にスターバックス、マクドナルド、ディズニーを初めとするいくつもの世界的大手企業が、プラスチックストローの使用を撤廃を発表しました。
世界におよそ28,000もの店舗を持つスターバックスは、プラスチックストローの使用量も年間で10億本にのぼるとされており、たとえ小さなストローであっても、削減できるプラスチックの量は決して少なくありません。
このような流れの中で、日本のアキュラホームが開発・発表した木製のストローは大きな役割を果たすと思います。
わたしの通っていた大学の食堂では、プラスチックの代わりに紙製のストローを使用していましたが、すぐに飲んでしまわないと紙に飲み物がしみ込んで、ストローがふにゃふにゃになってしまうという短所がありました。
さらに、紙の味がするため、個人的にあまり使いたいとは思えませんでした。
しかし、木製のストローであればこのような点は改善されるうえ、間伐材を原材料として使うことで持続的な森林保全にも繋がります。
プラスチックや紙に比べ、木製製品でこまやかな製品をつくることは難しいですが、木材住宅を手がけるアキュラホームが、かんな削りという手法で木製ストローの量産を可能にしたことは、今の社会に大きな意味を持つと思います。
企業が社会貢献の責任を果たす際に、それぞれの企業の技術やノウハウを活かして貢献することで、効率もよく、企業のアピールにも繋がるため、良いと感じました。
Written by きふる編集部インターン
リリース発行元:株式会社アキュラホーム
情報提供:PRTIMES
プレスリリース詳細:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000104.000008413.html