NPO法人Trellisでは、ベトナム中部の都市、ダナンにて語学教育を提供するためのインターンシッププログラムを開発・提供しています。
欧米や日本の学生をベトナムに講師として派遣することで、経済的理由で日本語を勉強することができない外国人学生、語学講師になるために経験を積みたい、あるいは途上国での教育について学びたいと考えている学生をマッチングしています。
教える側と学ぶ側が学び合う環境をつくり、学びの機会に溢れる社会のために。
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語学でベトナムと日本をつなぐ -NPO法人Trellis-
「ことばの力で成長と発展と革新の機会を創出する」
NPO法人Trellisでは、ベトナムのダナン市において、教育機会に恵まれない人々に無償で語学教育の場を提供しています。
欧米や日本の学生をベトナムの大学、児童養護施設、貧困層の学生を支援するNGOへ講師として派遣。
英語教師/日本語教師として語学教育支援を行っています。
経済的理由で英語や日本語をを勉強することができないベトナム人学生、語学講師になるために経験を積みたい欧米や日本の学生をマッチングすることで、新しい教育モデルを作っています。
ベトナムの語学教育事情
ベトナムには経済的理由で語学教育をうける機会がない、またはそもそも語学講師がおらず学ぶ機会に恵まれない学生が多くいます。
例えば英語の場合。
「センター」と呼ばれる英語教室が都市圏を中心に多くできていますが、月収が1万~2万円の一般家庭では、5000円~1万円ほどの月謝は払うことは現実的ではありません。
そして日本語の場合。
日本語を学びたい学生が多くいますが、教える講師が全く足りていません。
大学などの公的教育機関の給与は、民間日本語学校の給与よりもかなり低い水準であるため講師の確保が非常に厳しい状況です。
日本語講師が20人ほどいる規模の大きな大学ですら、日本人の日本語講師は在籍していないということもあります。
NPO法人Trellisが主たるパートナーであるベトナム・ドンア大学には、観光、介護、IT等を学んでいる学生がおり、英語や日本語を学んでいます。
近年はベトナムから日本に就職する学生が増加しており、ベトナム・ドンア大学の学生も日本の自治体や民間企業に就職するために、英語/日本語の習得を目指しています。
あたらしい人材の循環のしくみを
欧米の学生の多くは、卒業後も講師としての経験が不足しているという理由で、なかなか就職の機会に恵まれません。
またアジアの国の貧困や教育に大きな関心を持ちながらも、実際にその暮らしを体験する機会がない日本の学生も多くいます。
一方で、「日本語や英語を勉強したい」と考えるベトナムの学生は、高額の授業料を支払うことができず、望むような学習ができていません。
このような課題を抱えている欧米や日本の学生と途上国の子ども・大学生をマッチングすることで、持続可能な支援モデルができるのではないか。
そんな想いから、NPO法人Trellisでは、海外や教育に関心のある日本人学生を、講師としてベトナムに派遣することを始めました。
ほかにもNPO法人Trellisではベトナムの児童養護施設で、英語と日本語のレッスンを行っています。
なんらかの事情を抱え、両親と一緒に暮らすことができない児童養護施設の子ども達。
彼らが語学を学ぶことで、 大学に進学する道筋をつくることができれば。
将来奨学金を得られるレベルの語学スキルを習得することができれば、と長期的な計画に基づき活動しています。
学びの機会に溢れる社会を
Trellis(トレリス)とは、ぶどうやバラといったつる植物を支える格子垣(つる棚)のこと。
これらの植物はトレリスにしっかりと巻き付きながら、支えられながら、太陽に向かって上へ上へとどんどん成長していきます。
たくさんの緑の葉っぱをつけた枝たちは雨風にさらされながら、さらに成長し、やがて時が来たら美しい花を咲かせ、熟した実をつけます。
そして年月がたち、いくつものトレリスが並ぶとそこには緑の道ができる。
この活動に関わるすべての人が、緑の道のひとつひとつの大事な葉っぱとなり、自らが歩み道を切り開いていく。
さらには、彼らが後に続く人たちのために道筋をつける役割も果たしていってほしいという願いから名づけられました。
「お金」が学びの対価として発生しなくても、教える側と学ぶ側が学び合う環境があれば成立する教育の形もあるはず。
すべての学びの場がそうであるとは限りませんが、教育のレイヤーのひとつとしてお金のやりとりが発生しない学びの場があることで、学びの機会に溢れる社会をつくっていきます。
NPO法人Trellisを応援しよう
2016年に設立したNPO法人Trellisは、2017年9月に現地で活動を開始。
ベトナムダナン市に英語講師インターンを7名、日本語講師インターンを5名派遣しました。
ベトナム・ドンア大学では英語は約150名の生徒、日本語は約100名の生徒に、語学支援を行いました。
また、支援先であるベトナムの児童養護施設には23名の子ども達が暮らしており、英語と日本語のレッスンを週1回ずつ提供しています。(2019年4月時点データ)
NPO法人Trellisへの寄付金は、現地スタッフの給与や消耗品の購入、長期インターンの住居費や航空券代などに生かされます。
5万円の寄付が集まると、インターンを1人を1ヶ月派遣できます。
インターンを1人を1ヶ月派遣されると、約50人の現地大学生が週に3回日本語レッスンを受講することができます。
「学びたい」と思う人たちの願いを叶えるために。
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語学教育に革新を -NPO法人Trellis-
「日本語や英語を勉強したい」「語学講師としての経験をつみたい」
それぞれの想いをつなげ、互いに学びあう環境をつくる、NPO法人Trellis。
2019年4月までに、講師としてインターンを12名派遣。
ベトナムでは約250人の大学生、23人の児童養護施設の子ども達に授業を提供しました。
あたらしい教育・人材の仕組みを生み出すNPO法人Trellis。
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