人間が捨てた〇〇がウミガメの命を奪っている⁈ 綺麗な海を守るために今私たちができることとは。

人間が捨てた〇〇がウミガメの命を奪っている⁈ 綺麗な海を守るために今私たちができることとは。

「プラスチック製のストロー廃止」

「買い物袋有料化」

「マイ○○」-マイ箸、マイバッグ、マイボトル

などなど、近年ではエコへの取り組みを身近に感じるようになりました。

 

最近で話題になったのはやはり「プラスチック製ストロー廃止」ですよね。

日本をはじめ世界中にたくさんの店舗を持つスターバックスやマクドナルドなども、このプラスチック製ストローの廃止活動に参加することを発表しました。

こういう取り組みが世界中で話題になったキッカケが、この「ウミガメの鼻腔に詰まったプラスチック製のストローを調査引っ張る動画」です。

 

※【閲覧注意:流血と乱暴な言葉が含まれます】

 

 

この動画は世界中に衝撃を与えました。

これは、アメリカ/テキサスA&M大学の海洋調査チームがコスタリカの海を調査中に呼吸し辛そうなウミガメと出会った時に撮影された動画です。

 

このウミガメを捕獲した、アメリカ/テキサスA&M大学/海洋調査チームのクリスティーン・フィグナーさんは、ウミガメの鼻の穴に何かが詰まっているのが分かり、始めは寄生虫だと思いペンチで引き抜こうとしました。

鼻から血を流し、もがき苦しむウミガメ。

約10分後、ようやく引き抜くことができたのですが、出てきたのは寄生虫ではなく12センチほどのプラスチック製のストローでした。

その後ウミガメには治療をし、無事に海に帰すことができました。

 

人間が捨てたであろうたった1本のストローで、ウミガメの命が奪われるかもしれないことを証明した瞬間でした。

こんな風に海の生き物が、私たち人間のせいで苦しめられている姿は珍しいことではなく、世界各地で起きている現象です。

 

 

主要な人的要因

海洋生物の多様性に影響を及ぼしたり、そのおそれのある主要な人的要因として、大きく3つ挙げることができます。

①生物の生息・生育場所の減少をもたらす物理的な変化

日本には埋立地がたくさんあります。

埋立地とは、川や海を土砂などでを盛って人工的に作った陸地を指し、土砂やゴミなどによって埋め立てられています。

埋め立てを行う理由としては、港湾の確保、増加する人口に対する住宅地の確保、工場やゴミ処理場など、私たちの暮らしでは必要不可欠なものを提供しています。

しかし埋め立てを行うと、今まで川や海を回遊していた海洋生物たちの住処を分断し、繁殖活動に支障をきたし、生態系が乱れる原因になります。

人間に例えると、住み慣れた家がいきなりなくなり、いつも通っていた道が遮断されたようなイメージです。

 

沿岸部の土地開発は、私たちの生活が快適になるとともに、海の中の生き物たちの生態系に変化をもたらします。

埋め立てによるサンゴ、海藻、砂浜の損失は、海の生き物たちにとって大きなダメージなのです。

また、埋立地にできた工場などから排出される排水は水質を変えるだけでなく、水温までも変化させます。

 

②生態系の衰退をもたらす海洋環境の汚染

 

わたしたち人間の経済活動や日常生活に伴い発生する産業排水や生活排水に含まれる化学物質や有害物質が海に流れ込むと、水質や海水の色に変化が現れ、沿岸部で生活する生き物たちの生息・生育環境に悪影響を及ぼします。

また、化学物質や有害物質などが含まれた環境で生活する生き物たちの生態系へも悪影響を及ぼします。

 

海の中

③気候変動による影響

 

異常気象、ゲリラ豪雨、猛暑など、「異常気象」と呼ばれるものが近年多発しています。

これは、もちろん海洋生物たちにも大きな悪影響を及ぼしています。

 

気候変動の影響を特に受けやすいといわれているサンゴには、「白化現象」が世界中で発生しています。

サンゴは植物ではなく、クラゲやイソギンチャクと同じ腔腸動物の仲間で、たんぱく質で出来ている身体のまわりに、褐虫藻という藻類をまとわせています。

 

この褐虫藻は植物ですので、陸にある植物と同じように日光のエネルギーを使って二酸化炭素から酸素を作ります。

この時作り出される栄養分と酸素をサンゴがもらい、代わりに光合成に必要な二酸化炭素を褐虫藻に供給しています。

こうやって互いに支えあいながら生きているのです。

 

しかし、気候変動に弱いとされているサンゴはストレスを感じると、自分が生きるのに必要な褐虫藻を自分の体から追い出してしまうんです。

高水温・強すぎる紫外線などがストレスの主な原因です。

裸になってしまったサンゴの白い骨格が透けて見え白くなるため白化現象という名前が付きました。

 

海の環境が回復すれば、サンゴは再び褐虫藻を取り戻しますが、環境が回復せずに白化状態が続くと、サンゴは死んでしまいます。

こうやってサンゴが世界中の海から姿を消しているんです。

 

綺麗な海を守る為に。

そして、海の生き物たちがずっと暮らしていけるように。

 

「海」に関係する活動をしている団体を紹介します。

 

団体紹介

 

~海ほんらいの力をサポートする~

認定NPO法人 エバーラスティングネイチャー

 

えれな

 

エバーラスティング・ネイチャー(通称:ELNA -エルナ-)は、ウミガメを絶滅から救う活動をしている団体です。

現在、世界にいるウミガメ7種類のうち、6種類が絶滅危惧種といわれているウミガメ。

ELNAは、“ウミガメを絶滅させない”ために、主に小笠原諸島、インドネシア、関東でウミガメの保全をしています。

 

ウミガメが絶滅に瀕している原因は、漁業による混獲、天然の砂浜の減少、地元住民による卵の採取など、人為的な要因によるものです。

また、肉目当てに乱獲されたり、卵を採掘されたり、混獲されたり、安心して産卵できる砂浜が減少することにより、安心して暮らしていけないことがウミガメの抱える問題です。

ELNAは、その人為的な要素を取り除き、減少したウミガメを調査、保全、普及啓発までを行い、海が本来持つ回復力をサポートすることで、ウミガメを増やす活動しています。

 

また、小笠原諸島には海洋センターがあり、ここではアオウミガメやザトウクジラなどをはじめとする海洋生物の生態の研究に尽力しています。

ウミガメの生態を学ぶことができるウミガメ教室では、本物のウミガメと触れ合える甲羅磨き体験や餌やり体験などができます。

 

また、ELNAサポートショップというウミガメやザトウクジラなどの海洋生物をモチーフにしたグッズや、アーティストとコラボしたTシャツ、ユーズド生地を利用したサーフボードケース、ウミガメ保護の島で作られた手作りマットなど、『海』を感じるグッズを扱っているショップもあります。

とてもかわいいグッズばかりなのでぜひのぞいてみてください。

ショップでの売り上げは全て海洋生物保全活動に活用されています。

 

豊かな海を次世代へと継承するために。

そして、人間とウミガメが共存できる環境を目指して活動している団体を応援してみませんか。

 

エバーラスティングネイチャーを応援する

 

~海で子どもを元気に、元気になった子どもが海を元気に~

NPO法人 オーシャンファミリー海洋自然体験センター

 

オーシャンファミリー

 

地球の表面の70%を占める海。

私たち人間の生活には不可欠な存在ですよね。

NPO法人オーシャンファミリー海洋自然体験センターは、「海は面白くて楽しい」「海はすばらしい」そして「海は大切だ」を合言葉に、次代を担う子どもたちを中心に数々の環境教育プログラムを提供。

海の環境、海洋生物の生態系について知ってもらう機会を提供しています。

重要視しているのは、まず、海を体験的に学ぶことです。

 

主な活動場所は三浦半島/葉山。

砂浜海岸生物調査、シュノーケリング海中生物調査、 砂浜海岸生物調査とビーチクリーンアップ調査、ファミリーキャンプなど、年間を通して活動しています。

 

Vision(目指す姿) 

「海で子どもを元気に、元気になった子どもが海を元気に」

┗海は、楽しさや怖さ、発見の喜び、果てしない好奇心、挑戦と自信、仲間の存在、自然への畏敬、等々たくさんのことを体験させてくれます。

 このような海辺での原体験は、その後の一生の糧となり、海への興味、理解、憧憬へとつながります。

 やがてそれは環境保護、保全への意識・意欲へと発展していくと信じています。

 

 

Motto(スローガン)

「海は楽しい、海は素晴らしい、そして海は大切だ!」

┗楽しい体験をし、海の素晴らしさに気付いて海を好きになれば、守らずにはいられなくなります。

 難しい話しをするのではなく、純粋に海を好きな子どもを育てることを大切にしています。

 

Value(価値観)

・自然が先生
指導者が教えるのではなく、自然が教えてくれる

・いつも海を
お皿を洗った水はどこに行くのか、などいつも海のことを考える

・毎日海へ
全く同じ状態のない海。毎日自らが感じることで、安全にプログラムを行える

・自然も子どもも多様性が大切
みんなちがって、みんないい

・聞いたことは忘れ、見たことは覚え、体験したことは理解する
体験することが大切

・共生
人と人、自然と人も、お互いに助け合って共存できる世界

 

参考:NPO法人オーシャンファミリー 海洋自然体験センター公式ホームページ

 

また、この団体は海だけではなく、地域の森づくり活動や、森の面白さや大切さを伝えるお手伝いもやっています。

 

海と森

海を良くするには、森を良くしなければいけません。

森は海の生き物をも養っているからです。

森をおおう落ち葉や枯れ木は、虫や微生物によって分解され、養分をたくさん含んだ「腐葉土」になります。

この養分を含んだ雨水は長い時間をかけて川となり、やがて海へ流れていきます。

こうして森から海に運ばれた養分は、海中の植物プランクトンを育み、貝や魚などが生息する豊かな海を作るのです。

参考:NPO法人オーシャンファミリー 海洋自然体験センター公式ホームページ

 

海をメインに活動している団体だからこそ、繋がっている森のことも考える。

海と森、関わりが深いからこそ両方の自然を守る活動をしています。

 

オーシャンファミリー 海洋自然体験センターを応援する

まとめ

いかがでしたでしょうか。

私たち人間と海は深く関わっていることが分かりました。

私たちにできることから始めてみませんか。

 

 

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