子ども・若者に「支援が届かない」問題をテクノロジーで解決する。|NPO法人OVA

子ども・若者に「支援が届かない」問題をテクノロジーで解決する。|NPO法人OVA

NPO法人OVAは、「死にたいほどつらい気持ち」についてウェブで検索する方に、相談を促す広告を表示して、ネット相談を行っています。
ネットを使った自殺対策のモデルとして確立されてきたので、他の分野でもネットを使って支援を提供するモデル構築を目指しています。

NPO法人OVAについて

 

私たちは「困っている人に必要な支援や情報が届かない」問題を解決するNPOです。

子ども・若者を対象の中心に、テクノロジーを使って必要な支援を届ける仕組みを開発・提供していて、現在は自殺対策を中心に、児童虐待防止、犯罪被害者支援、若年女性支援の分野で、他団体と協働してプロジェクトを進めています。

OVAの活動を開始した2013年当時、検索エンジン上で毎月10万回以上「死にたい」と検索されていることに、代表の伊藤が問題意識を持ち、検索している人に広告を表示して、ウェブ上から相談を行う事業を開始しました。

私たちが開発した「インターネット・ゲートキーパー」と呼ばれるこの仕組みは、すでに国・自治体の自殺対策の取り組みとして広がっています。

メンタルヘルス、DV、生活困窮、犯罪被害、ハラスメント、いじめなど、様々な生活課題を抱えている方から、現在も日々ご連絡を頂いています。

2014年~2017年の5年間で750名以上、2018年度は約280名に相談を提供し、2019年度はさらに多くの方に提供を拡大できる見込です。

第2創業期「支援対象の拡大」

周りに言えないほどつらい気持ちを抱えて、ネットで検索する。
OVAはこのような方たちに、ネット相談という形で支援を届けてきました。

私たちにご相談頂くのは、メンタルヘルス、DV、生活困窮、犯罪被害、ハラスメント、いじめなど、いくつもの生活課題を抱えて自殺を考えるほど追い込まれる方たちが中心です。

既存の調査によると、いくつもの課題・困りごとが重なることが自殺の要因になると指摘*1されていて、頂くご相談の多くはそのような状況で深刻化しています。

相談活動を続ける中で、「困ったときに適切な情報や支援が届いていれば、ここまで状況が悪化しなかったのでは」というケースを多く経験してきました。

このような背景から、あらゆる生活課題や困りごとを抱えたときに、必要な情報や支援が届く仕組みが必要だと考えるようになりました。

OVAは自殺対策を専門にしていましたが、社会福祉・生活課題全般に活動領域を広げています。

現在はまさに第2の創業期だと考えています。

*1 自殺対策白書2013 NPO法人自殺対策支援センターライフリンク

解決したい課題|「必要としている人に必要な支援・情報が届かない問題」

私たちが解決したいのは、「必要としている人に必要な支援・情報が届かない問題」です。
解決のためには、「支援者から必要としている人に届ける仕組みを作る」ことが必要だと考えています。

現状では、支援に関する情報やサービスの多くは、困っている人自ら見つけ出して、手続きをしないと利用できない状況です。

しかし、「心理的・身体的に力が弱まっている」「周りに知られたくない」「困っていても誰に何を相談すればいいかわからない」など、生活課題を抱えている人ほど、必要な情報を見つけ出して利用することは難しいと言えます。

困っている人は力が弱まっている。支援する人は困っている人を見つけられない。

このような課題の解決のために、OVAでは「支援者側への情報発信やノウハウ提供」を行っています。

具体的には、「必要としている人に支援を届けるためにどうすればいいか」をまとめたノウハウ集を作成して支援職者に提供したり、ウェブでの情報発信を代わりに実施したりするなどの取り組みを実施中です。

今後、このプロジェクトをさらに進めて行く予定です。

資金の必要性|使用用途

今回のプロジェクトは中長期的に進めるものですので、資金も中長期的に募集しています。
毎月10万円の資金によって、下記の事業を継続的に実施することができます。
毎月頂くご寄付は、以下の使途を想定しています。

◆支援が届かない問題の調査、リサーチの費用

情報や支援を必要としている、困っているけど情報・支援が届かない現状を正確に把握するための調査を行っています。
文献や調査に係る人件費、結果の発信に係る宣伝広告費などに使わせて頂きます。

◆支援が届かない問題の啓発・認知拡大に係る費用

困っているけど必要な情報・支援が届かない現状について、広く世の中に周知するキャンペーンの実施を検討しています。

必要なリサーチや情報発信媒体(サイト等)の作成の費用に使わせて頂きます。

参考実績:声なき声プロジェクトサイト過去の調査結果
https://outreacher.ova-japan.org/

◆自殺対策に関する研修や人材育成にかかる費用

福祉の対人援助の分野では、自殺に関する研修を受ける機会は十分とは言えない現状です。
社会的にニーズの高まる人材を育成し、幅広い支援職者にノウハウを提供すべく、研修の開催費として使わせて頂きます。

目指しているもの

世の中には、子ども・若者の「助けて」を阻む壁が沢山あります。
社会の偏見、本人の心理的な抵抗、過去の経験、情報発信不足、複雑な手続き・・・

私たちはプロジェクトを通して、「『助けて』を受ける側」が、困っている人に声をかけられる、必要としている人に必要な情報やサポートを届けられる、そのような社会を目指しています。

死にたいほどつらい気持ちに追い込まれる前に、周りに「助けて」と言える、「助けて」が受け止められて、自分が困っていることに向き合ってくれる。
こんな社会を皆さんと一緒に作っていきたいと考えています。

\サポーター募集キャンペーン実施中!(12/11迄)/

 

 

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