すべての子どもたちが子どもらしく|子ども支援NGO ホープフル・タッチ

すべての子どもたちが子どもらしく|子ども支援NGO ホープフル・タッチ

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NPO法人ホープフル・タッチでは、トルコ、スーダン、カンボジアを中心に、十分な教育を受けることができない、健康に育つことができない子どもたちのために活動しています。

世界中の子ども達が、あたりまえに健康に成長できる未来のために。
あなたも、ホープフルタッチを応援しませんか?

トルコ、スーダン、カンボジアの教育問題

世界中のどんな場所で生きる子どもでも、保護され実現されるべき4つの権利(生きる権利、守られる権利、育つ権利、参加する権利)があります。
しかし、複雑な社会環境のなかではそれらの権利が保護・実現されていない子ども達がいます。

例えばトルコでは、農村遠隔地で避難生活を送るシリア難民の子ども達が、安心・安全に継続的に学習できる機会が失われています。
スーダンでは、市郊外農村地の世帯や公立学校の貧困により、子ども達の健康な発達と教育が実現されておらず、自立的・持続的な解決策が検討されていません。
カンボジアでは、水上コミュニティで生活する子ども達の、就学の機会や継続的な教育環境が整備されていません。

当該国政府や国連機関、国際・現地NGOが支援をしている場所であっても、アクセスの悪さやコミュニティ構造の複雑さ、事業管理の難しさから活動が届かない場合があります。
しかしそういった地域に住んでいる人々は、家賃が支払えない経済状況にあったり、他に居住地を選択できない法的状況にあるなど、社会的により困難な状況にあります。

ホープフル・タッチ-写真01トルコ 避難民として生活するシリア人の子ども達

トルコの教育問題

2011年から続き、未だ安定の兆しが見えないシリア戦争。
いまも約563万人のシリア人が“難民”として他国で生活しています。

トルコには最も多い361万人が生活し、その約半数が18歳以下の子どもです(2019年6月時点)。
ほとんどのシリア人が、トルコのなかでもシリアとの国境県で生活しています。

支援機関や社会福祉サービスが集中する市中心とは異なり、農村地域では広大な農地に点々とシリア人家族が暮らすテントや手造りの家屋が見られるのみで、活動を実施しようとする団体もほとんどありません。

ホープフル・タッチで活動を始めた当初は、トルコの公立学校ではシリア人の子どもの就学を受け入れておらず、シリア人を対象とした教育機関もありませんでした。

2019年現在、農村地においても少しずつ公立学校への就学が進んでいますが、未だ教育へのアクセスがない子どもや、すべてがトルコ語の授業に適応しにくい子どももいます。
学校側も、アラビア語が母国語であるシリア人の子ども達に対して、適切に授業を実施するキャパシティが不足しています。

スーダンの教育問題

スーダン内戦と南スーダンの独立を受け、多くの支援機関が人道支援に当たってきました。
しかしその一方で、スーダン国内の貧困・子どもの健康に関する問題は注目されにくくもありました。

2018年12月から始まったデモ活動により民主化が進み、不安定な情勢が続いていましたが、その背景にも市民の方々の生活を厳しくする経済的危機がありました。

首都ハルツーム州市郊外の農村地に住む家族は自分の土地を所有せず、小作人として農作業をし、最低限の世帯収入を確保するために多くの子ども達も家族の手伝いをしています。

スーダンの公立学校では基本的に授業料が無料ですが、教育省からのサポートがほとんどないため、各学校で授業料を集めざるをえません。
しかし多くの家庭が、その授業料でさえ支払うことが難しいため、公立学校自体も貧困から脱することができません。

カンボジアの教育問題

コンポンチュナン州には湖と川に沿って、点々と存在する水上生活コミュニティがあります。

住居、マーケット、警察、学校も水の上で、水量の多い雨季には家々が流され場所が変わってしまいます。
隣家に行くにも泳ぐかボートが必要で、生活水はすべて川の水です。
魚を捕りながら、ほぼ自給自足の生活をしています。

陸地からボートで1時間要する、奥まった場所にあるコミュニティの子ども達のほとんどが外の世界を知りません。
2015年に初めて公立の小中学校ができましたが、登校手段のない子どもがいたり、他県から派遣された先生達が、水上コミュニティでの生活に耐えられずいなくなってしまうこともありました。

子どもが子どもらしく、きぼうをぐんぐんと

「子どもが子どもらしく、きぼうをぐんぐんと。」

NPO法人ホープフル・タッチでは、世界中の子ども達が、あたりまえに健康に成長できる未来のために、トルコ、スーダン、カンボジアの3国で支援活動をしています。

ホープフル・タッチは、国際社会から忘れられた弱い立場にある子ども達に手を差し伸べ、コミュニティの発達を通じて子どもの発達と平和を促進し、子どもが子どもらしく成長できるよう活動する団体です。

災害や飢餓貧困、劣悪な社会環境下で生きる子ども達の権利の保護・実現に務めることで、国際社会における子どもの平和と発達の促進に寄与することを目的としています。

ホープフル・タッチでは、5つのミッションをもって活動しています。

①災害や貧困など複合的な社会的困難により剥奪された子どもの権利を保護する。
②社会的困難により派生した長期的課題へ取り組み、子どもが発達する力の促進を目指す。
③子どもひとりひとりの声を尊重し、子ども自身の主体的参加を促す。
④子どもに対する社会的無視を根絶する。
⑤社会的困難の影響が日常となった子どもの現状を映像化し、実情を世界へ発信し理解を深める。

ホープフル・タッチの活動のきっかけ

ホープフル・タッチの活動は、シリア戦争後のトルコで出会い、ビジョンを共有したシリア人2人と日本人1人による小さなボランティア活動から始まりました。

3人はそれぞれ、キャンプ外のシリア難民への緊急人道支援を実施するNGOで働いており、トルコ南東部、シリアとの国境県にて大規模な食糧支援に当たっていました。

この緊急支援事業を行うなかで、最低限の生活水準でテント生活を送る1,000世帯以上のシリア人家族と出会います。
多くの家族や子どもから「行くことができる学校がない」、「とにかく勉強がしたいのに、なにもできない」という声を日々聞いていました。

キャンプ外の市郊外農村地にはシリア人学校がなく、村にあるトルコ公立学校も積極的にシリア人を受け入れてはいませんでした。
働いていたNGOでは子どもへの支援を実施しておらず、他の支援機関の活動は市内中心に集中しており、遠隔地である農村地では教育支援が実施されていませんでした。

この状況に対し、国内外の様々な支援が実施されているなかで、特に困難な状況にある子ども達が取り残されていることに違和感を感じていた3人。
「本当に人道的な活動とはなにか」を考えながら、小規模であっても、自分達ができる範囲で、自分達が納得のできる活動を実現していくことにしました。

シリア難民の子ども達との活動を通じて、世界中で、国際社会から忘れられた弱い立場にある子ども達を見守る必要性を認識し、スーダンやカンボジアでも活動が始まりました。

ホープフル・タッチ-写真02スーダン 校庭を教室として使用

本当に支援を必要とする子どもたちのために、と始まったホープフル・タッチの活動。
現在ホープフル・タッチでは、主に4つの分野で活動しています。

教育

施設整備や登下校手段の確保、活動運営によって教育へのアクセスを生み出し、最低限の読み書きができるよう学習環境を整えます。

これまでに、シリア難民の子ども達への学習機会の提供、カンボジア水上学校で通学ボートを運航、教師へのトレーニング実施、保護者向け教育啓発イベント実施、スーダン農村地の子ども達の学習環境の改善などを行ってきました。

子どもの保護

安心・安全な環境で健康に心身発達が促進できるよう、子どもの生活コミュニティにおける社会心理的サポートを実施します。
これまでに、学習環境におけるチャイルドフレンドリースペース機能の促進を行ってきました。

保健・栄養

緊急人道的介入を必要とする子どもや、慢性的貧困下にありコミュニティにおける持続的取り組みが必要な子どもの健康状態を改善します。
これまでに、シリア難民の子ども達への食糧バスケット、衛生・救急キット、マルチビタミンシロップの配布、スーダン公立学校における学校菜園の設置・運営を行ってきました。

子どもの参加

子どもやコミュニティ自身がもつ力を引き出しながら、子ども同士の国際交流参加を通じ困
難な現状を伝え、社会にポジティブな変化を起こすことを目指します。

これまでに、各国と日本の子ども達の交流と相互理解を創出するアートプロジェクトを行ってきました。

トルコでの活動

戦争により難民となり、就学機会のないシリア難民の子ども達を対象に活動しています。

シリアとの国境県の農村地で、基本的な学習と心理社会的支援を届けるテント教室を運営。
先生は同じく難民として生活するシリア人の方で、母国語であるアラビア語の読み書き、計算のほか、帰還の目処が立たない子ども達の社会適応を支えるため、トルコ語の読み書き・会話の練習も実施しています。

学習だけでなく、心理社会的活動としてスポーツや描画、遊びも積極的に取り入れています。
特に描画では、戦争や避難、避難生活などストレスフルな体験をしてきた子ども達が、少しずつ自信を持って自己表現するきっかけとなっています。

また、遠隔農村地で脆弱性の高い家族の健康な生活を支えるため、食糧バスケット、衛生・救急キット、マルチビタミンや、おもちゃなども配布しています。

トルコの活動実績

2016年3月〜2016年7月
【トルコ・シャンルウルファ県】シリア人教師の自宅におけるホームティーチング活動

2016年8月〜現在
【トルコ・シャンルウルファ県】テントを教室としたインフォーマル教室の設置と運営

2016年9月
【トルコ・シャンルウルファ県】運営教室における、株式会社フェリシモ様ご寄贈の“500色の色えんぴつ”及び“kuum(カラフル積み木)”の配布

2016年10月
【トルコ・シャンルウルファ県】シリア難民300世帯に対する衛生品キットの配布

2016年12月〜2017年4月
【トルコ・シャンルウルファ県】運営教室における、株式会社フェリシモ様ご寄贈“ハッピートイズ(手作りぬいぐるみ)”300体の配布

2017年2月〜2017年12月
【トルコ・シャンルウルファ県】シリア難民の子ども達に心身の健康を届ける緊急支援(食糧・保健衛生活動)実施

スーダンでの活動

ハルツーム市郊外で貧困家庭の多い地域にある小学校で、学習環境の改善に向けた活動を実施しています。

特に、地域の人々が既に持っているリソースを上手く活用するアイディアの普及に努めています。
再利用の手法を実践するため、壊れて放置された学習用机・椅子をリサイクルしながら修繕しました。

また、現在は学校を中心として地域自身で子どもの心身発達に取り組むことができるよう、学校菜園の設置と運営を進めています。
小学校の敷地内に、住民の方々と共に菜園を設置し、野菜や果物を収穫して子ども達に配布しています。

トレーニングも重視し、授業のなかでの食育やクラブ活動の活性化により、学校やコミュニティ自身での持続的な運営を目指しています。
学校菜園は、学習環境の緑化による心理的健康にも寄与しています。

スーダンの活動実績

2018年10月
【スーダン・ハルツーム州】小学校にて580名の生徒に学用品を配布

2018年10月〜2018年11月
【スーダン・ハルツーム州】小学校にて壊れている机・椅子(1人用50組、4人用21組)を修繕

2019年3月〜現在
【スーダン・ハルツーム州】小学校での学校菜園活動

カンボジアでの活動

コンポンチュナン州の水上コミュニティにある学校にて、学習環境の改善と教育の質向上に向けた活動を実施しています。
この活動は、カンボジアのパンナサストラ大学のボランティアチームと共に実施しています。

ボートがないために学校に通えない子ども達のために、登下校を支える通学用ボートの運航。
遠隔地へ派遣された教師の要望に応えたスキルアップ研修、継続的な教育の必要性について意見交換をする保護者とのイベント開催を行なっています。

カンボジア・コンポンチュナン州での活動は、2018年1月から始まりました。
水上生活コミュニティで暮らす子どもたちのために、これからも活動を進めていきます。

ホープフル・タッチ-画像03カンボジア ボートで登校する子ども達

ホープフル・タッチを寄付で応援しよう

世界中の子ども達が、あたりまえに健康に成長できる未来のために、教育に関わる支援をおこなうNPO法人ホープフルタッチ。
あなたもNPO法人ホープフルタッチを応援しませんか?

NPO法人ホープフルタッチへの寄付金は、
トルコでのテント教室の運営費、子ども達の学用品費/教材費、配布用生活用品費。
スーダンでの学校菜園の設置費/運営費、学校修繕費。
カンボジアでの通学ボート/教師トレーニング/保護者イベント運営費などに活かされます。

もしも10,000円の寄付金が集まれば、スーダン遠隔農村部小学校の菜園で育てる野菜のタネを10校に配布できます。
もしも30,000円の寄付金が集まれば、カンボジア水上コミュニティの公立学校で、教師トレーニングを開催することができます。
もしも50,000円の寄付金が集まれば、シリア難民の子ども50名分の教材費を配布できます。

NPO法人ホープフルタッチ公式HP
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子どもが希望をもって成長できるように

「ホープフルタッチ」という団体名は、団体をたちあげた3人によって考えられたものです。
子ども達との活動を始めるとき、どんなことを実現したいか?を話し合い、「子ども達の『Hope(ホープ、希望)』を育むこと」と意見が一致しました。

そのために必要な活動は、「Hopeful(ホープフル、希望に溢れた/望みを抱いた)」ものであること
そして、自分達ができることは、ちょっとしたことや心の触れ合いでも、手を差し伸べること「Touch(タッチ、触れること/感触)」と考えました。

いかなる社会環境にあっても、子どもが希望をもって成長できるように。
様々な立場にある子どもに手を差し伸べ、子どもの発達と平和を手助けできるように、と想いを込め、「ホープフルタッチ」という団体名が名づけられました。

ホープフル・タッチ-ロゴホープフルタッチ ロゴマーク
「子ども自身が希望を育みながら健康に成長していく」という願いが込められています。

ホープフルタッチでは2019年現在、戦争により障がいを負った子ども達が通学できる学習センターをシリア国内につくるために、活動しています。

世界中の子ども達が、あたりまえに健康に成長できる未来のために。
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NPO法人ホープフルタッチ公式HP
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