NPO法人ひとまきは、「何度でも生き方を選べる世の中」を目指して活動している団体です。
高知の山奥に位置する古民家を拠点とし、生き方に悩む若者を受け入れ、地域の産業と関わりながら人材育成を行っています。
どう生きればいいのかが分からない。
技術の発展とともに、私たちを取り巻く環境の変化も著しい時代。
目まぐるしい時代の変化とともに、自分自身の生き方を選ぶことができずに苦しみ悩む若者は少なくありません。
学校や会社を辞めたら人生は終わりなのか?
人生の当たり前の道筋から外れたらもう元には戻れないのか?
「明確な理由もないルール」や「生き方の正解を押し付けるような仕組み」が若者を苦しめているのです。
若者たちが抱える課題とは?
若者たちが抱えている課題は下記が考えられます。
- 所属しているコミュニティが少ない(例:家庭・学校・会社などしかない)
- 稼ぎ方の多様性にアクセスできておらず、雇われずに稼ぐイメージが湧かない。
- 田舎で暮らすことの良さも大変さも両方経験できるような機会がない。
など、大きな課題があります。
この課題に対してNPO法人ひとまきは、
- 拠点滞在期間を区切って(一週間、数ヶ月、1年など)、課題と向き合える場づくり。
- 長期滞在の場合、各滞在者に定期的な振り返りを行なってもらう。
- 多様な生き方をしている人との交流の場づくり(ライフシェア)
- 全国行脚やSNS発信等から、高知に安全なサードプレイスがあることを伝える。
といった悩みを抱える若者たちに寄り添った活動をしています。
精力的な活動の甲斐あって、起業、転職、移住といった人生の転機を迎える若者たちをこれまでたくさん送り出してきました。
運営スタッフも様々なバックグラウンドをもっている
NPO法人ひとまきを運営しているスタッフもそれぞれ多様なバックグラウンドを持っています。
スタッフも、NPO法人ひとまきの受益者と同様、自分の生き方やライフスタイルに悩んだ時期があったため、受益者の悩みに寄り添うことは、受益者の助けになるだけでなく、スタッフの学びに繋がっているそうです。
NPO法人ひとまきが描く理想とする未来とは
NPO法人ひとまきは、学校とも会社とも違う「居場所」に、日本中の若者がアクセスできる社会を目指しています。
そうすればきっと日本が元気になるのではないでしょうか。
そして、かつて受益者だった人が、今度は手を差し伸べる側に回り、若者の悩みに向き合う生態系ができるのではないでしょうか。
どんな境遇にある人でも、自分らしく、生きられる世の中を目指して。