それって募金詐欺…?信用できる寄付先の選び方

それって募金詐欺…?信用できる寄付先の選び方

途上国、被災地、盲導犬、難病…など、街を歩いている時などに中で募金を集めている人を時おり見かけるのではないでしょうか。
しかし一方で「あやしい人に募金をせがまれた」なんて経験のある人も中にはいるのではないでしょうか。

かくいう筆者も、思い返すと上京したての頃はよくあやしい団体に絡まれていました。

「たしかに、募金して応援したいけど…詐欺をする人や団体もあるって聞くしどうすればいいの?」
そんなあなたのために、そしてかつての自分のために、募金する団体の選び方を筆者なりにまとめました。

募金詐欺とは

そもそも募金詐欺とはどういうものなのでしょう。

募金詐欺とは、街頭募金や戸別訪問で集めた寄付金を自分の財布にいれてしまう詐欺のこと。
詐欺事件として立件されたこともある、立派な詐欺罪です。

最近は、有名な団体のふりをしてメールを送る、ロゴを真似して振込先は自分の口座にする、なんて巧妙な手口も出てきているそうです。

募金詐欺の事例紹介

四川大地震での募金詐欺

2008年5月に、中国四川でおきた大地震。
「工場が爆発した」「水が汚染された」などのデマが流れたそう。

この混乱に乗じて、募金詐欺が発生しました。

湖南省赤十字協会の公式サイトに侵入し、震災支援募金の振込先口座番号を書き換えるという詐欺事件も発生している。

公安機関は震災支援の名をかたる違法行為を防ぐため、募金の際には政府機関や「中国赤十字協会総本部」などの公的機関が発表した方法に従うよう呼びかけている。

参考:Record China <四川大地震>ネット利用のデマ・詐欺41件を摘発―中国

ホームページ自体が書き換えられてしまうと、見破るのも難しいですよね。

被災者向け仮設住宅建設費と偽り詐欺

こちらは日本の事例。
東日本大震災の復興支援に関わる詐欺です。

2011年4月、大阪市の無職男性(80)に「東日本大震災による被災者向け特別緊急仮設住宅の発注について」と経産相名義で書かれた偽造文書を提示。「仮設のプレハブ住宅が福島県で750戸採用され、韓国から輸入するので資金を貸してほしい。利子をつけて返す」と虚偽説明をして、融資金として計2500万円を詐取した疑い。

参考:日本経済新聞「被災者向け仮設住宅輸入と偽り詐欺 容疑の会社役員逮捕 」

さらにこの事件を起こした犯人は、何人もの高齢者に声をかけており、被害総額は3億円にものぼったそうです。

なんともひどい事件です。

寄付先の選びかた

せっかくの善意を踏みにじられるのって、いい気分じゃないですよね。
寄付したお金が、きちんと支援につながるよう、寄付をする前にチェックすることをまとめてみました。

活動実績はあるか

日本では毎年、約3500~4000団体が新しく生まれる一方、3000~3500の団体が解散しています
寄付をしようとした団体が、活動休止していたり、解散してしまっているケースも少なくありません。
寄付をする前に、活動を現在も行っているのか確認しましょう

一番簡単にチェックできるのは、ホームページやSNSをチェックすること。
TwitterやFacebook、団体のHPを探して、最後に活動をしたのはいつなのか、更新状況を確認してみましょう。
また、問い合わせをしたとき、きちんと返事があるかどうかも、活動を継続しているかの判断材料になりますね。

メンバー、理事会メンバーは誰か

理事会のメンバーはホームページに記載されていますか?
理事会構成をみると、組織の成り立ちや関係者を把握することができます。
理事会はいわば団体の顔。

メンバーが他にどういう団体に関わっているのか、営利団体に所属しているならどういう企業なのかを調べてみましょう。
団体が大切にしているミッション、今後の展開などをさらに深く知ることができます。

会計報告はしているか

ホームページ上で会計報告書は公開されていますか?
会計報告書とは、寄付をする一般市民、資金融資をする際の銀行向けに作成している報告書を指します。
寄付金や助成金などでの収入額、サービス提供や人件費などでの支出額が公開されています。

寄付金は有効に使っているのか、どういう事業形態なのかを知ることで、しっかりした団体なのかどうかを判断することができますね。

認定や公益をもっているか

認定NPO法人とは、NPO法人のなかでも「一定の基準を満たしている」と所轄庁(都道府県・政令市)が認めた法人のことを指します。
第三者が公益性を保証しているため、しっかりと活動をしている団体が数多くあります。

ただし、認定のついていないNPO法人が、必ずしもしっかりしていないとは言い切れません。
NPO法人が”認定”NPO法人にランクアップするための条件に、「年3000円以上の寄付者」が「年平均100人以上」いること、とあるため、成長中の団体を応援する気持ちで寄付するのもありですね。

振込先がテレビ・新聞等で公表している口座番号・名義情報と同一であるか

募金詐欺でよくあるのが、有名なボランティア団体を名乗り、別の振込口座に振り込ませる手口。
指定された口座が、団体のホームページ上で公開されている口座や名義と同じがかどうか、振り込む前にチェックしましょう。

よくわからない団体だけど気になるとき

大きい団体じゃなくて、小さい団体を応援したい…
はじめての寄付だからなんだか緊張…
という方。

まずはここからはじめてはいかがでしょうか。

チャリティグッズを買ってみる

団体の応援グッズを買うのも一つの手です。
NPOのチャリティグッズって意外とデザイン性が高いんですよ。
ステッカーをパソコンに貼ってみたり、Tシャツやアクセサリーを身につけてみたりと、周りにアピールできるのもいいですね。

買い物をするだけで寄付になる方法は、買い物が支援になる!寄付付き商品/フェアトレードまとめの記事にまとめてあります。

 

イベントに行ってみる

「百聞は一見に如かず」
メールじゃ怖い人だけど、話してみたら意外といい人だった!という経験は、きっと誰しもありますよね。
実際にどんな活動をしているのか見てみることで、応援したい!という気持ちが大きくなるはずです。
寄付をする前に、イベントなどに出向き、まずその団体のことを知ってみるのもいいスタートだと思います。

 

お金を使わないで寄付をする

それでも現金を寄付するのは怖い…という方は、現金以外の寄付をしてみてはいかがでしょうか?

古着や本、書き損じたハガキなど捨ててしまうものが寄付になったり、
クリックやYahoo!での検索など、お金を使わないで寄付ができるキャンペーンなんかもあるんです。

詳しくはこちらの記事で!

こんなものも役に立つ!寄付できるものをまとめてみた

お金を使わないで寄付する方法5選

まとめ

残念ながら、善意を踏みにじってしまうひどい人がいるのは事実です。

けど、そんな人に出会ってしまっても、「応援したい」という気持ちは大切にしてくださいね。

支援先を見極められるようになって、本当に必要な人に支援が届くようになれば、そんな悲しい出来事は減っていくはず。

まずはできることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

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