寄付?募金?義援金?寄付にまつわる言葉を調べてみた

寄付?募金?義援金?寄付にまつわる言葉を調べてみた

街を歩いていて、募金を呼びかけている人を見たことありますよね。

「赤い羽根共同募金で募金をした」
「途上国のこどもたちのために寄付をした」
「被災地に義援金を送った」
「町内会で寄付金を集めに来た」
などなど、人のためにお金を使う、というのは誰しも経験したことがあるのではないでしょうか?

東日本大震災を機に、日本の寄付総額は増加傾向にあります。
でも、何気なく使っているこの「寄付」っていう言葉の意味について、
深く考えたことありますか?
そこで今回は、募金にまつわる言葉を詳しく調べてみました!

寄付とは

「寄付」とは、募金活動をしている団体などに対して自らのお金などを提供することです。
現金以外にも、物を提供するのも寄付に入ります。
これを「物品寄付」といいます。

物品寄付には、本や衣服、食品、書き損じハガキなど多種にわたります。
シチュエーションや送るものによっては「寄贈」と表現されることもありますね。

学校の図書館に、卒業生が「寄贈」した本があった、という方の多いのではないでしょうか。

寄付の例

  • 仏像

寄附の歴史をさかのぼること約1200年前。
日本で初めて寄付を集めたのは、奈良時代の僧である行基です。
東大寺の大仏を建立するときに寄付を募りました。

 

  • 企業が寄付をする例

売り上げの一部が寄付される商品を見たことがあるのではないでしょうか。
森永のチョコ、ダースを買うとカカオの国のこどもたちに寄付される「1チョコfor1スマイル」も、立派な寄付の一つです。

企業にとっても、農家を助けることで原料の供給が安定し、ブランドイメージを高めることができる、みんながうれしい寄付の仕組みですね。

 

  • 遺贈寄付

遺贈寄付とは、亡くなったとき残った財産を寄付することです。
相続はなくなった人と一定の関係にある人(妻、子など)に渡されます。
一方、遺贈は譲る相手に制限はありません。
NPO法人や公益法人、学校法人などの民間非営利団体、お世話になった人などに渡すことができます。

 

  • 休眠預金

長い間、引き出しや預け入れがされていない口座を「休眠口座」と言います。
休眠口座であり、かつ預金者本人と連絡がとれないものを、社会課題へ活用しよう、というものです。
2018年1月に休眠預金等活用法が施行され、2009年1月1日以降の取引から10年以上、その後のお取引のない預金等(休眠預金等)は、民間公益活動に活用されることとなります。

寄付と寄附の違い

寄付と寄附、細かいことですが、漢字の意味まで気にしたことってありますか?
筆者は「附のほうがかっこいい!」とわざと難しいほうを使っています。
ちゃんと理由があった上で使えるようにするべく、漢字の使い分け方を調べてみました。

 

意味はつく、つけ加える、与(あた)える、わたす。
小学校1年生から6年生までに習う教育漢字とされており、漢字検定では7級レベルです。

意味はつくああずける、たくする、たよる、したがう、つきしたがう。
常用漢字とされていて、漢字検定では準2級レベルです。

日常生活では字画が少ない「付」を使うことが望ましいとされています。

一方「附」は総務省や国税庁など、公的な期間や法律を扱う場所では「附」と使われることが多いようです。
法律や法令の条文では「寄附金控除」や「寄附行為」など、「附」が使われています。

日常生活では「寄付」、法律が絡むと「寄附」ですね。
「かっこいいから”附”にしよう」なんて使い分けは今日をもって終わりにします。

募金とは

「募金」は字のとおり、「お金を募ること」。
しかし「募金をする」というように、「お金を提供する」と、いう意味で使われるつかわれることも多いですよね。
「お金を提供する」という意味でも使われるようになったのは、一説には1980年頃から学校で広まったものだとも言われているそうです。

(『岩波国語辞典 第7版』)

募金(お金を募る)の対義語として「義援」がありますが、これは話し言葉ことばとして使うのには少し硬すぎかたすぎます。

また「寄付」については、人によっては額が少ないときには「寄付」とは言いにくいと感じる人もいます。
そこでその「すきま」を埋める言い方として、「募金」の新たな用法が一般的になってきたのだと考えられているのだとか。

 

募金の例

「赤い羽根共同募金」では、「募金」という言葉が使われています。
Tポイントで寄付ができる、Yahoo!の寄付サービスも、「Yahoo!ネット募金」というサービス名です。
指定の電話番号にかけることで、自動的に一定金額を寄付できる「ドラえもん募金」なんてのも、やったことがある!という方もいるのではないでしょうか?

 

支援金と義援金

義援金は寄付の1つですが、地震などで被災した人々や地域を援助を表す機会が多いです。

義援金は被災者へ直接送られるお金のことです。
赤十字・赤い羽根共同募金・自治体・テレビ局などが受け付けています。
被災者に届くまで時間がかかってしまう一方、被災者に平等に配られるのがメリットです。

一方支援金は、応援したい団体(NGOやNPO)を選んで寄付し、被災地の支援に役立ててもらうお金のことです。
支援金の使い道は団体に任せることになってしまう一方、義援金よりも早く、被災者に届きます。

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まとめ

いかがでしたでしょうか

何気なく使っている言葉でしたが、意外にもたくさん違いがあることがわかりました。

 

寄付について、もっと知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね

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